SLみなかみ号 |
夏休み最後を飾る息子と二人のSL旅です。高崎から水上までデゴイチに乗る、すっごく楽しみにしていた日帰り旅で、JRのえきねっとで乗車券と指定券をとって、いざ出発!
高崎までも普通電車で行ってもよかったけど、朝はどんよりしている息子のため、新幹線を奮発。大宮からたった30分です。9時6分のあさまは指定席は売り切れ、自由席も通路いっぱいに人が立ってます。ここ数日の荒れた天気に続き、今日も雨の予報ですが、車内には山支度の旅人がちらほら。
高崎ではだるまさんの前で記念撮影後、ホームへ。すでに入線は済んでいて、機関車の前には記念撮影の人がいっぱい。客車は12系とのことでよく分かりませんが古いものだそうです。
9時56分発。4人がけのボックスシートを二人で使える、気楽な旅でした。平日運行の「みなかみ号」は今日が最後の運行とのことで、車内イベントの車掌さんとのじゃんけん大会の景品は、いつもより数が多めだということでした。じゃんけんに弱い息子も私も、結果はざんね~ん。
車内では、水上温泉のおかみさんたちが温泉饅頭と非売品うまいぼうを配布、JRの方もアンケートと水上のパンフレットを配布と記念乗車券に日付のスタンプも押させてもらい、車内販売のお土産やお弁当を眺めるうちに、12時4分、水上に到着です。
途中の渋川で30分ほど停車するので、息子は運転手さんの服をきて記念撮影。運転席見学には大勢並んでいました。窓から顔出して記念撮影もできるし、JRのかたもお客さんに声かけてシャッター押してくださってました。
雨かもしれなかったのに、水上は暑いほど晴れていました。転車台を見学して、動くデゴイチを撮影。息子は石炭もらって大喜び。それにしても乗車してると動いてるところは写せないというジレンマ。機関車の魅力のひとつは動輪なので、そのうち道すがらチェックした撮影ポイントで休日運行のデゴイチのほうを撮影するのもいいかも。
息子は河原で遊びたがり、まずは利根川沿いの遊歩道を少し歩いて温泉街へでて、曲水というのを見に行きました。坂の高いほうに向かって水が流れるという不思議な現象が見られるところです。科学では解明されていない超現象?
日帰り入浴ができる施設、ふれあい館で足湯とカップめんのお昼をとり、河原で遊べるところを聞くと歩いて5分くらいだということで、早速行ってみました。館で売ってる産直のトマトやナスなどに心ひかれます。帰りに買おうと思ったけど、時間が無くて買えなくて残念。
流れは速く、水は冷たく澄んでいました。ボートの練習をしてるのを横目に、河原の石をひっくりかえして生き物を探してる息子がおたまじゃくしを発見。ぼうっとしてるとツバメが虫を取りにびゅんびゅん飛び交う。
すぐそばに道の駅・水紀行館があり、有料ですが利根川の魚が見られる水族館やウォールクライミングの施設もあるのですが、息子は河原に張り付いてしまいました。
帰りはお菓子屋さんでお土産を購入。車内でいただいたお饅頭が美味しかったので、販売元の丸須製菓のお店が河原の近くで買えてよかったのでした。
水上温泉は他の温泉地同様団体客が減ったようで、閉鎖されたホテルもいくつか見ました。駅から温泉街が徒歩10分くらい離れているのですが、観光客が歩くことを楽しめるように、車のルートと徒歩のルートを分けるともっといいかと思いました。温泉街では親切に案内看板をあちこちに設置しているのですが、道が狭いのでぼんやり歩いていられません。
ともあれ、一日お天気に恵まれ、谷川岳もくっきり。今度は秋に紅葉を楽しみに来るのもいいかな。
帰りのデゴイチは15時20分発。帰りの車中でもじゃんけん大会があって、またも残念でした~。車内販売でお土産のSL定規を買い、SL弁当は竹炭ご飯もおかずも美味しかったです。お弁当はふたが機関車の前の部分の円形で、プラスチックだから記念になります。
来た時同様、利根川がどんどん渓流から大きな川に姿を変えていくのが興味深いです。息子は1学期に利根川の取水堰を見学したので、実は利根川の源流を見に行くといっていたのですが、さすがに無理。うとうとしてるうち高崎に17時16分着。機関車の切り離しなどをみて、15分後には普通快速列車で帰宅の途に着きました。家に着いたのは19時ちょっと前。
あんなに晴れていたのに、鴻巣あたりは雷と大雨。でも大宮ではぜんぜん降った様子がありません。
秩父鉄道のパレオエクスプレス乗車の時は、「なんて遅いんだ!」と感じたけれど、今回はあっというまでした。車内イベントのおかげかな。それにしても、SLをみると、沿線のみなさんもびっくりしたり、笑顔で手を振ってたりするのが楽しいです。
次の日は上野からのEL・SL奥利根号として運行されるはずが、大雨で上越線の沼田~水上間がストップしてしまいました。無事に行ってこれて運がよかったと思うのと、沿線の方に被害がないことを祈っています。