スキャナー・ダークリー |
人間が演じしたのをアニメ化したCG映画。こういう手法をデジタル・ペインティングによるロトスコープというそうです。フィリップ・K・ディックの「暗闇のスキャナー」が原作。R15指定。
同じSFでも、アーサー・C・クラークの作品は分かりやすい。この映画の原作者のは、難解でとっつきにくい。おとり捜査官が自己崩壊してしまう、ドラッグ憎しっていうテーマだけど、そのドラッグの製造元をつきとめるっていう意図の犠牲になってしまう、皮肉な運命の捜査官はキアヌが演じています。捜査官は身元が分からないようにホログラムスーツを着てるんだとかで、外見が女性にも男性にも、年齢も様々に変化する七変化服を着てて、捜査官もお互いに実体を知らないっていうのがミソ。
キアヌや他のジャンキーたちが同居しているんだけど、その中の一人がロバート・ダウニー・JR。マッドサイエンティストな役で、うまいな~!
他にもキアヌの恋人役でウィノナ・ライダーまで出ていて、出演者の私生活でリハビリセンターに入ってたのが多いから見てて複雑。こういう映画に出るの勇気あるな~。
面白いっていう映画じゃないけど、大好きなロバートが出てるから見るのが楽しみだった。DVDのおまけ映像の制作過程っていうのが興味深かったな。