宮 第10話 |
皇太子は空港でみつかったけど、皇太子妃のほうは立場が悪くなる一方・・・
皇帝まで恵政宮と謎めいた過去があり、皇后の気が休まる暇もない。
帰国したシンと、帰りを待っていたチェギョン、チェギョンへの気持ちを隠さなくなったユル。
チェギョンが皇太子妃の自覚をもつのはいつかな?シンもユルにとられたくないなら、チェギョンのハートをがっちりつかんどかないと駄目なのに。心で思ってることを言葉にしない男だからこの先のトラブルが予想されます。
チェギョンがある男子生徒と学校を出たようだと皇后に報告が。
ユルの携帯がなる。チェギョンと出かけたのを知った母、恵政宮から。
チェギョンと一緒なのを叱られるユル。
シンは護衛とともに時間ぎりぎり記者会見会場に急ぐ。バイクで、そしてゾウの行列(お祭)に阻まれると、こんどは水上マーケットの花売りの舟で(ゆったりすぎるか?)。
侍従たちが気を揉む中、なんとか記者会見に間に合った!
タイと韓国の文化と自然美に触れた声明文は好意を持って受け止められたようだ。
チェギョンは皇后に怒られる怒られる!校則と同じく宮にも法度がある。皇太子妃はそれに従わねばならぬと。
「僕が誘った」とかばうユル。
でも皇后は「チェギョンは国の母となる人間だ。実家でどんな教育を受けどんな暮らしをしていたとしても、皇室の人間になったからには法度を守り、身を慎まねばならぬ。今後私の許し無しで外出は許さない。謹慎しなさい!」
チェギョンに厳しく接する皇后に驚き、チェギョンを心配するユルだった。こんなにまで厳しくされているとは・・・
「ごめん」とあやまるユル。涙ぐむチェギョン。実家の家族まで宮に呼ばれていて、泣き出すチェギョン。j女官たちまでおもわずもらい泣きする。
タイでは侍従に、「小生の命が縮みます。二度とこのようなことはなさらないで」と諌められるシン。
「わかっている。それから自分のことをそういう風に言わないでいい。侍従は私のことを天と呼ぶ。私にとってはあなたが天だ。お互いが天なら小生とは言うな。疲れただろう、もう休みなさい」
たぶんはじめて侍従をいたわる言葉をかけたんだろうな。
シンの態度はなにかふっきれて、変わり始めたようだ。
チェギョンが皇后からどうみられているか知ったユル。「僕を皇帝にして」と母に言う。
そして、朝からチェギョンを待ってたユル、「シンから連絡無いの?顔がやつれたみたい」と心配する。こんなに皇太子妃のところに入り浸っていては、噂になるだろう!
「食べないとダイエットにいいのね。いままで色々やったけど、顔だけは痩せなかったのに」と笑うチェギョン。
そんなチェギョンの頬に手を触れて、「君が笑顔でいられるように、僕がいつもそばにいるよ。忘れないで」と優しく微笑むユル。
「今日ウィリアム王子がくるの。英語は苦手だからユル君助けてね」と微笑んだものの、ユルの手になでられた頬に触れ、ユルのした事が不思議なチェギョン。いいかげんユルの気持ちが分かりそうなものだけど。
恵政宮は病気の子どもへの奉仕活動をしたりして、そのニュースを見て喜ぶ皇太后。
口では「皇太后の影響です」と言ってみるものの、内心おだかやでない皇后。
執務室では皇帝が恵政宮の昔の写真をこっそり見てる。
いよいよウィリアム王子(まったく似てないが)がやってきて、接待する事になったチェギョン。
王子に親しげに挨拶するのはユル。「友だちなの?」「友だちなんかじゃない。兄貴さ」
そう、兄貴(ヒョン)だというウィリアム。慣れない接待だけど、ユルがさりげなく助けてくれてなんとか初日を終えたチェギョン。あいかわらずシンから連絡ないんだってこと確認するユル。
「初めての外泊なのに電話もないのよ」と愚痴ってみるチェギョン。
「僕が先に会っていたら、僕を好きになってたって本当?・・・あの事故さえなければ・・・皇位継承の後だったら・・もしかして僕たち・・・」いいかけた所にウィリアムが来て、そのまま話は途切れた。
タイで。シンが携帯持ってるじゃないか!電話かけようとしてたみたいなのに、いつもタイミング悪く侍従が来る(まったく!)
「殿下、妃殿下が何度も電話をかけてきておられます。どうか恥ずかしがらずに・・・」
「わかった」とシン。
「思っていることをそのまま表すほうがよろしいです」と侍従のアドバイス。
シンは携帯ひらいて・・・チェギョンにかけなかったのかな?電話したのにとか言う話題はでてこないんだけど。
翌日は横笛吹いたりして韓国の文化を紹介するチェギョン。笛はかなりあやしいものの、つつがなく接待の日程が終わった。
「やっと全部終わったー!」とほっとしてるチェギョンに、チョコレートさしだすユル。
「何も食べられなかったろ。お昼も食べたふりして水しか飲んでなかったな」
「ユル君が友だちでよかった。理由もなく助けてくれてありがとう」
「理由が無いわけじゃない。・・・ほんとは僕だったんだ。君は鈍すぎる。あんなにヒントをあげたのに。君と結婚するはずだったのはシンではなく僕だった。覚えておいて。運命が変わらなければ君の夫はシンじゃなくて僕だったってこと」
えっ・・・っていう顔でユルを見るチェギョン。
いろいろあって食欲がないチェギョン。顔色も悪い。朝食の椅子にシンがいないのが寂しいよ~。
皇帝は恵政宮と会う。散歩してるふりして、今までの苦労をねぎらう皇帝。
「追尊のときがきました」と地位復活をせまる恵政宮。
「私だけでは決められないこと」だと言う皇帝に、「あなた(オッパー)」と呼びかける恵政宮。
「駄目だ」と皇帝。
「歳月が過ぎるのは本当に早い。あなたを本当に愛してた」と恵政宮。動揺する皇帝。
二人の密会を皇帝に薬の時間だと言いに来た皇后が気付いてしまった。
チェギョンに薬を持ってきた女官。チェギョンに「私たちは人生を皇室にささげたのです。お体を大切にしなければいけません。国の母となられるお方ですから。成人したらすぐにでも皇位継承者を産むのです。国民が望んでいることですから。あとで同房の儀の話をしましょう」と、皇太子妃の役目について話してあげる。(論語などよりこっちの役目のほうをちゃんと説明すべきだったのでは?)
「えっ!」状況がだんだん分かってきた(遅すぎ)チェギョン。
帰国の途につくシン。
熱が出て、寝ていたベッドから起きて外の風にあたりにテラスに出たチェギョン。戻りかけるとシンが立っていた・・・
「具合が悪いのか?もしかして出迎えに来てくれたのか?どれ顔でも見るか」とチェギョンに近づくシンを「むかつく!こっちにこないで!これ以上近づいたら半殺しにするわよ」と止めるチェギョン。
「久しぶりなのに。テレビじゃこんなとき黙って夫に抱きしめられるんだぜ」
「自分勝手で、人の気も知らないで!最低男!」しゃっくりあげるチェギョン。
怒ってるチェギョンの肩に手を置き、抱き寄せるシン。
「次は一緒に行こうな」とそう言われて、シンの胸で泣き出すチェギョン。うわ~感動!
寂しかったよ~分かってる・・・そういう二人のシルエットに胸キュん!
二人を見守っていた侍従も女官たちも、仲直りした二人を見て一安心だ。
二人とも素直になってよかったよね。
シン(ジフン君)、チェギョンと一緒のときの顔のほうがいいよ~!
シンが立派に皇太子の仕事を果たしたとねぎらう皇帝たち。
「私ひとりの力ではなく、天が助けてくれたのです」
その言葉にほほえむ侍従。
恵政宮にカミラ夫人の事もっと教えてと頼むヒョリン。
ヒョリンにはとりまきくんが頭を冷やせと言ってくれてるんだけど。
「気持ちの整理はついたか?あれはお別れ旅行さ。シンだってそう思ってる。これで整理がついたって。シンは結婚したんだ。もうあきらめろ。これ以上やっても自分が傷つくだけだ」と。
ヒョリンは聞く気ないみたい。
タイの空港の別れではこれで吹っ切れたっぽいヒョリンだったのに、なぜなんだ?
部屋に戻ったシン、アルフレッドが服着せてもらってるので微笑む。
侍従が皇太子妃にお土産を、とネックレスを渡すよう気を回す。
しぶしぶチェギョンの部屋に行き、豆腐人形が怒ってる面になってるので笑顔の方に直したシン。ベッドにお土産の箱を置き、もうちょっとで、きゃぴきゃぴ帰ってきたチェギョンたちに気付かれる寸前部屋を出る(可愛すぎる~)。
お土産に気付いて「つけてみて~」と甘えてるチェギョンに、「侍従に頼めよ。俺がそんなの買うか!なれないことするのは嫌いだ」黙ってつけてあげればいいのに~。侍従が買ったことまでばらしちゃうシン。
女心が分からないやつめ!
素直になれ、このー!反省が足りない!とシン君人形に八つ当たり!チェギョン。
シンとチェギョンの距離が近づいて見てるほうもハッピーなのに、これから恐ろしいスキャンダルが待ち受けてるのねー!ワクワクします!