宮 第7・8話 |
里帰りから帰って、前より打ち解けたみたいな二人。でもチェギョンにはユルがどんどん接近してくる。ヒョリンもいまさらだけどシンが忘れられないで・・・
皇后は夫(皇帝)の体も心配だし、恵政宮がどんどん皇太后にとりいってくるのも心配だし、嫁はといえばなんだかキャピキャピしすぎていて気に入らないし・・・と心配事ばかり。厳しい役柄だけど、一番宮中の事を気にかけているのは皇后だから、チェギョンにも頑張ってもらいたいものだ。
皇太后は皇室の存続のため、はやく跡継ぎをみたいと言い出す。同房の儀(お床入り)を早くしたらどうかと。
そんなことは露知らず、「パーティーではおとぎ話の主人公みたいで素敵だったわ。バカみたいに靴が脱げちゃったのに、あなたが・・・」とうかれてるチェギョン。
でもシンは「パーティーは終わった。体の線が見えるドレスはもう着るな。足が牛みたいに太いんだから」とそっけない。
めげずにチェギョンはシンの笑顔と怒った顔の人形制作(通称:豆腐人形)。
「シン君は笑わない人だと思ってたけど、意外と笑うのね。笑顔が素敵だからもっと笑えばいいのに」とシンに人形みせておどけてみせるけど相手にされないし、勉強がはかどってないから里帰りもできそうにないらしく、人形に八つ当たりするチェギョン。殴ったりプロレス技かけてるチェギョンを望遠レンズで覗き見、撮影してるシン。そっけなくしてるけど、実は気になってるのね。
皇帝に朝の挨拶に行くと、皇帝が「皇太子は恐妻家らしい。妻の実家に行きたいと言いに来た。皇太子妃と里帰りに同行して世間の暮らしぶりをみるのは勉強になるだろう」と言ってくれた。シンが頼んでくれてたみたい。
「ひとり部屋じゃないと嫌だ」とか言い出すシン。「ひとりでかえるからいいもん!」とむくれるチェギョン。「一緒じゃなけりゃ、里帰りは許可されないよ」って言われて「皇太子殿下~、一緒に行こう~ねぇねぇ」と甘えてみるチェギョン(可愛すぎ!)「妃殿下、どうかしたか~?」って照れてる?シンも可愛すぎる!
里帰りの様子はニュースで流れ、実家周辺は大騒ぎに。車の中ではしゃぐチェギョンをみてなごんでるシン。でもヒョリンはそのニュースを見てショックを隠せない。
実家では家族一同皇太子の前で緊張。寝るときはチェギョンの部屋で二人一緒にで問題ないというシンにためらう両親。
いざ二人きりになってみると、いきなりチェギョンの後ろから肩に腕を回して、「どうする?二人で寝るのにシングルベッドひとつしかないぜ」ドキドキのチェギョン。
どっちがベッドで寝るかでもめる二人。
シンにとってチェギョンは退屈な毎日にやってきた困らせて遊ぶ玩具なんだって。
結局狭いベッドに二人で寝ることにしたものの、眠れない二人。
チェギョンの悩める表情が面白すぎ!
壁を向いて寝るのはつまらないし、あおむけでは寝苦しい。・・・ベッドに大きな男が寝ていても、私嫌じゃない。襲っちゃいそう・・・男が好きだったなんて!私って変態?
真の背中に触ってみようかな?でもやっぱり・・・
落ち着かないチェギョン、シンの背中にくっついて寝ちゃう。うとうとして目覚めたシンが背中のびしょびしょに気付く(よだれでぐっしょり)あどけなく寝てるチェギョンをみて微笑むシン。
同じくユルも眠れずに、ハリー・ポッター読んでる。そんなユルに母親は亡くなった皇太子(ユルの父)のかわりにユルを皇帝にするためなら悪魔と取引だってすると話す。
でもユルの思いは複雑。
「鏡の中の自分はもうひとりの自分。自分とそっくりでも何もしてあげる事ができない」
寝付けずに洗面所に起きてきたシンは家族全員の歯ブラシが同じコップに仲良く並んでるのに目を留める。そしたらチェギョンの両親の声が。「なにか飲み物でも差し入れようか」って相談してる。あわてて部屋に戻るシン。
両親が部屋を覗いてみると、シンにおおいかぶさるようにしてチェギョンと抱き合って寝てる!
目を覚ましたら自分が何してたか!慌てるチェギョン。
床で寝ることをいったん納得したチェギョンに(こっそり勝った!って表情のシンが笑えるわ。
両親がさがった後、今度はジャンケンでどっちがベッドで寝るか勝負して、グーしか出さない心が笑える!
結局チェギョンが床で、シンがベッドで寝てみるものの、二人とも眠れず悶々とするうちに夜が更けて、いつのまにか触れそうにちかづいて寝てる二人でした。
翌朝、朝食を作るお父さんと味見するお母さん、仲良しの二人に微笑むシン。遅れて起きてきたチェギョンは宮廷ではご飯とサンチュを一緒に食べないから家では食べたいからって、シンと野菜畑にはっぱを摘みに行く。水桶も野菜も何にも知らないシンにあきれるチェギョン。
学校ではシンが昨夜の様子を取り巻きに報告。一緒のベッドで寝たなんて刺激が強すぎるよ。彼らに「今どきの女の子は積極的だから気をつけないと」と忠告されてる。チェギョンのほうは「カップルに必要なのはスキンシップ。どんどんやらなきゃ!」とそそのかされてる。
その日の夜もチェギョンの家にお泊りのシン。家にはチェギョンと二人きり。一緒に寝てからシンの背中を見るとドキドキしちゃうチェギョン。シンに命じられてラーメンつくってあげる。
「うまかった!上手じゃないか」水を探して冷蔵庫を覗き込むシンの背中をみてドキドキするチェギョン。
そしたら皿洗いすると言い出すシン。
「できないと思ってるんだろ。ボーイスカウト出身だから平気だ!お前はテレビでも見てろ」そう言って背中を向けたシンをみて、そ~と近づいて、背中にぴと~っとくっついてみるチェギョン(笑)。びっくりするシン(友達に脅かされてたからね)じっとして!って積極的なチェギョン(笑)。
ヒョリンは恵政宮(ユル母)に、これからはカミラ夫人のように恋人の妻を皇太子妃らしくさせ、自分は好きな人のそばにずっといるようにと吹き込まれ、その気になる。
チェギョンの家ではゲームで盛り上がり、負けた罰としてしっぺされるチェギョン(思い切りバシッ)とシン(恐れつつ)。シンにしっぺしたチェギョンの弟、痛がるシンに「俺、逮捕されるかな」まじで怖がって、そんなわけないじゃないって大笑いの一家。すっかり10代の男の子に戻って楽しむシン。翌朝も姉弟が庭で水掛け合って遊んでるのを微笑んでみてる。
里帰りから戻った二人は、ベッドでひとりで寝るのが何だか寂しい。なんとなく一緒に居間に出てきた。テラスのベンチで語らう二人。
「お前はわが国3番目の地位の女性のくせに、親の前ではあんなに無邪気で」とチェギョンをからかうシン。
「あなたはお母さんが恋しくないの?」
「ありえない!」
2晩いっしょにすごして、前より距離が近づいた二人。この人私があなたの事好きだって分かってるのかしら?シンの心が分からないチェギョン。
「あの日、どうして触ろうとした?」と聞くシン。
「お前も眠れなかったろ?俺も同じだからいいさ」とシンが言うと、チェギョンがどういう意味か追求~。ドキマギするシンに笑いすぎちゃう。
俺たちくらいの年頃の男は、どんな女でも後ろで寝てたらドキドキ(ムラムラ、カッカ)して眠れないんだ」
「どうして?」なんでドキドキするのかぜんぜん理解できないチェギョン。
「背中に抱きつきたいのか?」と背中を向ける(期待で胸がいっぱいの)シン。
「突然襲わないで、今こそ触れ!」
びっくりしつつ、目をとろ~んとさせながら背中にくっつこうとするチェギョン。
と、そこへ侍従が!一度は去ったものの2度までも!(笑)
里帰りの様子を報告するシン。テレビで見るような家庭だと感動する皇太后。
「一番印象的なのは歯ブラシが仲良く一つのコップに並んでいたこと。家族が友だちのようでした」と話すシン。
皇后(母親)と皇帝の体調の話をしていて、思い切って「ママ」って呼んでみるシン。とたんに「皇太子!何ですかその言い方は!」と叱責されてしまう。「ユルたちも何かたくらんでいるような、このときに油断してはならぬ!」と。
幼いときの写真(クマのぬいぐるみアルフレッドといっしょ)見て、宮中に入ったときのことを思い出すシン。
「今からあなたは皇太子です。もうママと呼んではいけない。いつでも気を緩めてはいけない。
庶民の子とは違う。皇帝になるお方です。あなたは特別な人間だ・・・」
落ち込んでいるシンを見て、
「卵をぶつけられたときも私の得意技で慰めたかったの」とチェギョンが尚宮の真似して笑わせる。
宮中で自転車乗り回すチェギョン。女官も侍従もそんな真似は駄目だといさめるが、シンはスポーツとしてならいいと言ってくれた。お勉強の時間だからと、自転車は侍従が片付けてくれたが、こっそり自転車に乗ってみた侍従、こけて首を痛めてしまったよ。
授業の都合で、通学用にもう一台車がいるというチェギョン(登校が別々になるって話をするだけのつもりだったんじゃ?)。里帰りしてすっかり打ち解けたみたいな二人だから、「殿下、お願いが~」「なんだい言ってみろよ。妃殿下~」っていい感じ。この幸せが続けば・・・
車は予算的に無理って言いながらも微笑んでたシン。内緒で頼んでくれたのは皇太后の古いビーグル。恐縮して使わせてもらうチェギョン。それにしても、皇太后は自分で運転しているとは、結構昔からおてんばさんだったのでは?
学校では皇太子妃スタイル(制服のスカートにジャージ重ねばき。髪はひねってまるめて鉛筆を挿す)が大流行。先生は相変わらず怒ってるけどね。
シンと学校であったヒョリンは、チェギョンも皇太子妃なら馬術クラブに入る資格がある。自分が面倒見るからと言い出す。シンはヒョリンと距離をおきたいのかも。夫婦で付き合うのはいやなんじゃないかな。
独りになりたくて屋根裏の隠し部屋にこもってるシン。どこへいったか侍従たちが探してる。
シンが手にしている写真は青い空と美しい山脈。裏には「大空はいつも君の背にある」という言葉。
チェギョンもお勉強を抜け出して探してるうちに隠し部屋へのはしご発見。
「ここには秘密がたくさんあるのね。あのクマのぬいぐるみはなに?古いものみたいだけど」
「アルフレッド?」
そこへ侍従の声が聞こえ、いたずら心でシンがいること教えようとするチェギョンを止めようとして押し倒したシン。次はどうするの?と期待するチェギョン。と、シンの携帯が鳴り出す。
「電源は切ってね」なんていうチェギョンと自分の衝動?にあきれるシンだけど、かけてきたのはヒョリン。
馬術クラブへのお誘いだ。
ヒョリンと話してるシンの隣で、寂しいな~って顔のチェギョン。
ユルを馬術クラブに呼び出したヒョリン。ユルの望みをかなえることは、シンが皇太子を辞めるのを助けてあげるだけよ。好きでやってるわけじゃないから。そうすればあの結婚は無効だというヒョリン。
でも、「皇太子を辞退させたくないだけ」って答えるユル。
馬術クラブデビューのチェギョン。
「綺麗になられましたね、皇太子妃殿下」とお世辞?いう取り巻きくんたち。
「チェギョンの今日の服はすごくセクシーじゃないか?」と友達に言うシン。
「選んでもらった服を着ただけよ」って答えるチェギョンに、「がっかりだな」と笑うシン。
「あなたのために着たんじゃないわ」とむきになるチェギョン。
そこへ現れたのはヒョリン、そしてユル。みつめあうシンとヒョリンをみて複雑なチェギョン。
ヒョリンはシンに言う。「あなた変わってしまったのね」
「プロポーズはしただろ。あいつは皇太子妃になって苦労してる。かえって良かったと思えよ」とヒョリンを拒絶するシン。
上を見上げると、ユルと二人きりでいるチェギョンが。
「シンには何も期待するな。傷つくだけだ。絶対に、君を見ないよ。本当にすきなのはヒョリンなんだから」とチェギョンに言うユル。
シンはチェギョンとユルが二人でいるところを見ると、落ち着かないみたい。
明日騎馬打球しようって誘うユルに、了解しつつも不愉快そうだ。
シンの取り巻きくんはヒョリンに「あいつはもう結婚したんだ。あきらめないと」って言ってあげるんだけど。
翌日、宮中で騎馬打球するユルとシン。接触して落馬した二人、護衛たちはみんなシンに駆け寄る。シンをみたものの、ひとりでほおっておかれるユルにかけよったチェギョン「血が出てる!大丈夫?」
ユルのことだけ心配して大騒ぎしてるチェギョンをみて、もういいと立ち去ったシン・・・
テラスのベンチでユルを気遣うチェギョン。
ユルに「シンの所に行かないの?」って聞かれて、「シンの周りにはたくさん人がいるから」と
パーティーの日以来、学校で急によそよそしくなったユルにどうしてか聞くチェギョン。
「シンデレラと王子様が幸せそうだから」と寂しそうにチェギョンを見るユル。
いつになく暗いユルに「どうしたの?」って全然わかってない天然ボケのチェギョン。
遠くから寄り添う二人を見て、「駄目だ・・そいつは駄目だ・・・」とつぶやくシン。
ん~これってユルを好きになって欲しくないっていう意味だと思う。
皇太子の地位はもともとユルのものだったし、チェギョンもユルの婚約者だったし。
地位を譲れても、チェギョンを渡すことはもうできない・・・そういう意味かな。
このときのシンをみたら、はまらずにはいられないでしょう!
それくらい切ない視線がいい!
ユルとチェギョンはイチョウの落ち葉が降り積もった庭でデート(ユルにとっては)。
「木を植えた人」の本を見せるユル。かわいらしいチェギョンをみて微笑む・・・
ユルは手首を捻挫したらしく、チェギョンも来てくれないので寂しい・・・ひとり隠し部屋の暗室で現像作業。ヒョリンの写真だけど・・・
戻ってきたチェギョン、偶然隠し部屋を開けるリモコン発見。勝手に入ってきて、椅子に座ってるシンにびっくり。大丈夫?といまさら気遣うチェギョンに「出て行け!」と怒鳴るシン。逃げ出したチェギョンと自分にもイライラするシンだった。
皇帝の体調は悪く、タイへの公式訪問は無理な様子。皇太子夫妻で訪問するのはチェギョンには学校があるから駄目だというシン。海外へいけるチャンスがふいだとガッカリするチェギョン。
同時期に英国からウィリアム王子が訪韓するが、チェギョンの語学力では接待は無理だと皇后たちが話しているのを聞いてしまうシン。
皇后(シン母)はユル母子が宮中に関わることを懸念している。
なにしろ皇太后が恵政宮(ユル母)のヨガのおかげで体調も良くなり、ユルの受けもいいのだから。
「だから良家の子女と結婚させていれば。ユルに接待させるという話まで出ているのだ」
ひとり旅立つシンに「気をつけていってらっしゃい。それから、あのこと、ごめんね」と声をかけるチェギョン。でもシンは冷たく背を向けたまま旅立って行った・・・