パリの恋人 第17話 |
そして再びギジュの会社で働き始めたテヨン。ギジュを中心に関係者全員GD自動車に集まって、働くのには少々息苦しい会社だよ、ほんとに。
「もう一度言う、誰にも渡さない、お前は俺のものだ!」
スヒョクに両手をつかまれ、壁に押し付けられた!その腕からなんとか逃れようともがくテヨン。その拍子に花瓶が落ちて割れた・・・そのころエレベーターにはギジュが。4階5階6階・・・
「離さない!叔父さんを倒してお前を手に入れるまでな」どんどん迫ってくるスヒョク。
ピンポンとドアベルの音。
手を離して、冷たい目をしてテヨンを見下ろすスヒョク・・・
繰り返しなるベル。やっとドアを開けたテヨン、ギジュの顔を見て微笑み、何事も無かったように振舞おうとする。ほんとだったらYシャツ着てかわいいとこ見せたかったのね。
「スヒョクが来てるの」・・・3人に緊張がはしる・・・部屋の様子が変だと感じていぶかしげなギジュ。
「何しに来た?」
「いつでも寄っていいって言ったろ?お茶でももらえるかな」
割れてる花瓶に?なギジュ。うっかりしてって言うテヨンに、後で片付けるからって仲いい二人じっと見てるスヒョク。「テヨン、お茶は?」って声かける。硬い表情で「今、出すわ」と答えるテヨンに、なにかあったのかなと思いながら、スヒョクと銀行とのトラブルの話するギジュ。疲れた顔の叔父を見つめるスヒョク。お茶を持ってきたテヨンに、
「また会社で働くんだって?よかったな」じ~っとテヨンを見つめる。
二人の態度はやはりなにか変だと思わざるを得ないギジュだった。
スヒョクと一緒にマンションを出たテヨン。車に乗ろうとするスヒョクを止め、
「あなたは友だちだし、愛する人の甥よ。会うたびに申し訳なくて、胸が痛くなる。
ハン・ギジュさんといるかぎり、これからもしょっちゅう顔を合わすから、争いたくないの。
もうこれ以上、勝手な事はしないで。あなたが傷つくだけよ。
私と友だちでいるか、敵になるか決めて」場合によっては敵になる覚悟をして言うテヨン。
「友だちじゃ嫌だ。手に入らないなら諦める。でも、簡単には諦めない。自分のものにするために努力する」
「そんなの執着よ!」
「愛だ!」
「いいえ!相手を苦しめる事の、どこが愛なのよ!」(怒鳴るテヨン)
「なぜ、これが愛じゃないんだ・・・耐えられないほど苦しいのに・・・愛じゃないって?」
怒鳴りあう二人。二人とも目には涙を浮かべて。
「(悲しそうに)未練はないって言ったじゃない・・・あなたは前は冷静だったわ」
「冷静じゃいられないさ。特に横取りされた愛には・・・引きずり続ける・・・それが俺だ。
(苦しそうに)1回笑うたびに10回泣く。いまの俺だ」
あの明るかったスヒョクがなぜこんなに変わってしまったのかと悲しくなるテヨン。
「(変わってしまった)わけを言って!」
「言えない・・・言えないけど、愛を奪われたらすべて奪われたも同然だ。叔父さんは全部手に入れた!母さんも!お前も!
俺の気持ちなんか分かるもんか、愛を手に入れた今のお前にはな・・・叔父さんもこの苦しみは分かるはずがない」
「やめて、力になるからどうか変わらずにいて」
「俺を選べよ。無理だろ・・・なら奪うしかない」
思いつめた顔で去って行くスヒョク。
(スヒョク、言ってる事は自分勝手だけど、母の愛を感じず育った事、テヨンに母の面影を見たから惚れた事、それがギジュによって奪われた事を思うと、この悲痛な告白に涙が止まらない!)
後に一人残されたテヨン、深いため息をつき、目から涙が溢れ出す。
後ろから、その様子を見ていた会長の秘書にも二人の辛さが分かったんだろうか・・・
その夜、ギジュもテヨンもスヒョクも、それぞれ物思いにふけるのでした。割れた花瓶を片付けるギジュなにか考えてるようで・・・
翌朝。テヨンが家を出ると、前の道路にはギジュが。
「遅刻しないように迎えに来た」
じっとギジュの顔を見つめるテヨン。
「感動に胸を打たれたか?」
いきなりギジュの胸に甘えて、「抱きしめて!長い夜だったわ。早く顔を見たかったの。待ちきれないくらい」
テヨンを押し返すギジュ。「朝っぱらからなんだ。近所の人に冷やかされるぞ」
別にいいじゃない(婚約してるんだし)って言うテヨン。ふたり仲良く腕を組んで歩き出す。
「私たち共稼ぎ夫婦みたい」って嬉しそうなテヨン。
「働いて幸せになろう。住宅積み立て保険にも入るぞ。家計簿つけて、大豆もやしは値切る」
(あのギジュがこの発言!)
「社長ってけちなのね(チャンドリ)」
「お前はケチ子だ(チャンジェリ)
ふたりで仲良くケチ男ケチ子って呼び合いながら、「きのうはどうした?顔が暗かったから心配したよ」やっぱり心配で朝から会いに来たんだ。そのまま同伴出勤した二人を、たまたま会社の前で見かけてしまうスヒョク。朝から一緒のところを見るなんてね。やるせないよね。
(しかし昨夜とは打って変わって明るいシーンだよ)
「スヒョクと怒鳴りあって、周りが振り向くほどでした」と昨夜の出来事を会長に報告する秘書。「尾行はもういい」と会長。
テヨンは会長に青汁?持ってきた。
「ドラマの見すぎか!」怒られちゃった。たしかによく義理の父を懐柔しようと青汁だすの見るもんね。ギジュも会長にテハン銀行から融資断られた件を怒られる。
以前のように広報室で働くテヨン。その上司になったユナ(室長待遇)が嫌味を言いながら仕事をたくさん押し付ける。最初に取材に行くのはデザイン室。「また彼と会うのね」
ユナは会長に呼ばれ、テヨンにギジュの出生の秘密をばらすように言われる。
「あの娘はギジュのためなら命でも投げ出す。ギジュを苦しめたくないはずだ」
にんまりするユナ。
デザイン室の取材相手がスヒョクだった。硬い表情でインタビュー録音するテヨン。
「新車のコンセプトは?」
「寝不足か?」(前はよく寝てるかって心配してくれたスヒョクなのに・・・)
「モチーフは?」
「気まずいだろ。よく来たな」(昨日の事があったばかりなのにな)
「主な購買層はどのあたり?」
「一晩考えて無視することにしたのか?」
顔をあげてスヒョクをにらむテヨン。
「会社では同僚、それ以外では叔母よ。いまは取材中。私には私のやり方があるわ」
「それでこそテヨンだ。パリでもそうだったよな」
「(もう限界と)デザイナーは日陰の存在ってこと?質問を送るからメールで答えて!」と席を立とうとするテヨンの手を握って、引き止めるスヒョク。
座れよ・・・離して・・・話がある・・・取材は終わりよ・・・平行線な二人の会話。
「仲よさそうね」と割り込んできたユナ。手を振り払って去って行くテヨン。そんなテヨンを辛そうに見つめるスヒョク。
「彼女が戻って嬉しい?」
「君こそ嬉しいだろ」
「敵の行動を心配しなくて済むわ」
「俺も昔叔父さんに同じことを言った。でも近くにいすぎても苦しいものさ」
辛そうに言って立ち去るスヒョク。一人残され憎々しげに微笑を浮かべるユナ。
(自分がいないときに叔父が母と何を話してるのか、叔父はいまテヨンといるんじゃないだろうか・・・ひとりでいるときのスヒョクって不安でいっぱいだったよね。でもギジュと一緒にいてもそれはそれで辛かったんだ。母やテヨンと仲良くしてるのを見なきゃいけなかったり、傷つける事を言ってしまったり。いまはテヨンもギジュも自分のせいで傷ついていくのをそばで見なきゃいけない)
屋上で、録音されたスヒョクの声を聴くテヨン。「気まずいだろ・・・」それに昨夜の「離さない・・・叔父さんを倒してお前を手に入れるまで」も胸に浮かぶ。
「こいつ!初日からサボりか?」突然やってきたギジュ。手には2本の飲み物。
「バラの花をあげるよ」笑うテヨン(だってギジュさんは花は嫌いでしょ)
バラの香りの飲み物だって。ほんとにバラの香りだって喜んでるテヨンの肌に鼻くっつけて、くんくん匂いをかぐギジュ(笑)
「この匂いのほうがいい」ってニコニコしてる。
「何の取材?テープ聞いてもいい?」
でもダメよっていう風に録音機をそっと持って、「スヒョクに会ったの」って言うテヨン。
絶対聞かせらないテープだものね。
「そう?次は俺を取材しろよ(携帯がなる)頼むよ。いいな」頭取との面談に行くらしいギジュ。
「これから戦争だ。お前もサボるなよ」テヨンが「頑張って(アジャ)!」アジャって励ましあう二人。ギジュの後姿をいとおしそうに見つめ、つぶやくテヨン。
「あなたのおかげよ。何があっても笑顔でいられる。ハン社長、私の愛しい人」
ギジュはテハン銀行頭取に強気な態度で面談に臨む。
でもGD自動車資金難の噂で問い合わせの電話が秘書の携帯にひっきりなしに入る。
「株式市場に悪い噂が・・・」と秘書くん。
ジョンハクに会いにきたギジュ。「内通者は誰だ、この借りは必ず返す、抱きこんだやつもな!」
ジョンハク「バカなやつだ」内通者は甥だもんね。それを知ったらどんな顔するか・・・
川辺で悩むギジュ。「俺のミスか?俺の判断と確信が間違ってたのか?」早い判断で後悔も無しっていうのがギジュだったのに。その間にも秘書の携帯にかかりつづける問い合わせの電話。
チェ理事とスヒョクは会社の階段で、ギジュの追いつめられた状況について話している。ジョンハクからも携帯に電話が入る(スヒョクの携帯、テレビ電話付のに変えた?)ギジュを追いつめてる自分に、足元がふらつくスヒョク。「まだ序の口だ」とチェ理事に声をかけられ、前を見据えて歩いてく。廊下では女子社員がテヨンの悪口を。通り過ぎながらそれを耳にして「口を慎め!彼女はいい人だ」と。
広報室でユナがテヨンに聞く。
「彼のために命も捨てる?」
「(当然)捨てられるわ」
「彼のことを知り尽くしてるの?」
「あなたよりはね」その答えに、意味ありげに「自信がある?」っていうユナ。変な人ねっておもうテヨン。そこへ、スヒョクがインタビューの質問の答えを持ってやってきた。
ユナといるテヨンに、「機嫌はどうでも原稿は書けよ」じゃあなと去って行くスヒョク。
気を取り直して、「戦況はどう?」ギジュの携帯にメール。
「ふしょした」
「じゃあ、デートしましょう。包帯を巻いてあげるわ」
たどたどしいメールのギジュ。まだ上達してないみたい。
サイクリングして楽しい二人。苦しい時でも笑いは忘れちゃダメだよね。
芝生に寝っころがりながら「どこを負傷したの?頭?でなきゃ胸?」
頭にはそっと、胸はポンッと触って、ヘヘヘって笑うテヨン。
「その顔を見た瞬間に全部忘れた」ギジュの答えに、見つめあう二人。
「初日の感想は?」「嬉しいわ。ハン社長と会えるから」
そこへ自転車練習中の男女が通り過ぎる。
「彼女転ぶ?転ばない?」それで賭けをする事になった二人。
(ギジュ)転べ!(テヨン)支えて!応援むなしく、転んでしまう自転車カップル。
賭けで勝ったギジュ、3つのお願い聞いてもらえることに。ただし3つ数える間に言う事!
「本当にこれが願いなの?」困った顔のテヨン。
「せかすからだ」
「あとで文句言わない?」
「ああ、仕方ないさ」真面目な顔のギジュ。
やおら上着を脱ぎだすテヨン!
「こんなことならお安い御用よ!」(笑)
一つ目は(慌てて答えたから)手紙(かメール)の口述筆記。
蒸し器のような、釜のような暑さ。(サウナのような、風呂場のような)。どっちにするか、あ~だこ~だ言うテヨンに、「もういい!自分でやる」イライラするギジュ(笑)
2つ目はケーキを食べる事。うれしそうにパクパク食べはじめるテヨン。
「次の願いはなに?」
「・・・食べ終わったら・・・泊まっていけ・・(びっくりしてるテヨンを見て)・・・泊まっていけ、2度言わせるな」
「ケーキを食べて泊まる女は何人目?」
「たぶん二人目だと思う」
「泊まるなんてお断り・・・というと思った?待ってました!何が何でも泊まるわ!あとで撤回しないでよ」笑い出す二人。それから真顔になって見つめあう二人。
「何だ?」
「時には、女も男に頼もしい肩を貸せるのよ」
「ん?」
「苦しそうだから。私の肩貸してあげようか」
「だったら、おなかを貸してくれ」
ソファーに横になり、テヨンの膝枕で眠るギジュ。そっとギジュの頬をなでるテヨンの手を握って、チュってするギジュ。そのままギジュの左手に自分の左手をかさねて、小さい子にするようにとんとんするテヨン。眠りにつくギジュ・・・
掃除してるテヨンが、ふと思い立って壁の絵を架け替える。
「人間の苦悩と歓喜。困難の克服。この絵に感銘を受けました」とのメモを読んだギジュ、絵の上下を逆にする(笑)
ギジュに青汁3杯も作って行くテヨン。「ちゃんと飲んでね。力がわいてくるはずよ」とのメモ。
微妙~な顔して飲みほして、力こぶ作って、ダイニングテープル持ち上げて試してみるギジュ(笑)
「机の上が殺風景だと言ってたでしょう?」のメモ。ギジュの仕事机の上に、婚約式の記念写真が。
リモコン探しまくるギジュ。「実はリモコンをなくしちゃったの。どこに置いたのかしら?」のメモ。たまたま冷蔵庫を開けたギジュが、リモコン発見!
次に冷蔵庫を開けたテヨン。リモコンと「お前は解雇だ!」メモ発見!(なによ、これ~)メモはびりびりに破く(笑)
ヤンミからギジュの家政婦をやってることを冷やかされるテヨン。映画館でパジャマパーティーをするのに招かれる。「送別会も兼ねてるのよ」って。
役員・株主向け新車発表会ではギジュが厳しい立場に。苦しい弁明をしたギジュ。会議の後、ギジュのそばに行くテヨンを見つめるスヒョクがいた。
「今日あなたの仕事ぶりをはじめてみたわ」
「がっかりしたか?」
「こんな大変な仕事をしてる人に、がみがみ言ったらばちが当たる、結婚したら小言はいわないわ」
「誓うか?」
楽しませてあげるってギジュを連れてきたところは、パジャマパーティー。
「これまでいろいろ辛い時に、いつも私を笑わせてくれた人がいます。今日は私が笑わせる番です。疲れている彼が少しでも癒されますように」
ステージの上のテヨンを客席からみつめるギジュ。
ー残った愛をささげたいー静かに澄んだ歌声がギジュの心を癒すよう・・・いきなりアップテンポになり、ギターかき鳴らしてノリノリで歌うテヨン!
びっくりしたあと満足そうに笑い出すギジュ。「アンコール」客席は大うけ。
「可愛い人ね」とスンジョン。「あなたを完全に忘れたら恋をするわ」って未練たっぷり?
「楽しかった!でも歌はへただな」
「社長が一番ノリノリだったくせに」
「いつまで社長って呼ぶ気だ。年下なんだからオッパーって言え」
鳥肌がたつわって言いながら、「オッパ~」を連発するテヨン!(笑)
やっぱりやめろって笑い出すギジュ(オッパーが似合わない!)
テヨンが最高に可愛い(笑)
「それよ、私にとっては最高のプレゼントだわ」
「何が?」
「オッパーのかわいいエクボ」
クククって笑うギジュに向かって「ダイヤより輝いて見える」というテヨン。
「だから元気出せって?」
「ええ、オッパー」
仲良く笑いあう二人。その二人を離れた場所から見守る影。テヨンの家のテラスにひとり寂しくたつスヒョクの姿が。
「俺にも笑顔を見せてくれ。一度でいい。それなら思いとどまる・・・」デザインの記録されてるCDを手に持ち、思いつめてるスヒョク。「あまりにも遠くに来すぎた。テヨン・・・さらに遠くに行く前に・・・止めてくれ」
ギジュに手をふって、明るく帰ってきたテヨンが顔をあげ、スヒョクに気付いて、一瞬のうちに顔から笑いが消えた・・・
テヨンに話を聞いてもらおうとしても、スヒョクが一歩近づくたび、一歩後ろに下がるテヨン。そのはっきりした拒絶に、絶望するスヒョク・・・
「わかるか?このCDのなかに何が入っていると思う?」
「興味ないわ。いいから帰って!会うと苦しくなるわ」
「(泣きそうに)俺も苦しいさ。だからお前に止めて欲しいんだ。俺を止められるのはお前しかいない」
近づくスヒョクを拒絶して、帰れというテヨン。
「破りたい約束を・・・守るしかないな・・・行くよ」冷たくそういって、去って行くスヒョク。
スヒョクが立ち去って、我に返ったテヨンは後を追うけれど、もうスヒョクの姿はどこにも見えなかった。
運転しながら青い顔で
「せめて一度だけ、笑顔を見せてくれたら・・・」
ジョンハクにCDを渡すスヒョク。会社がつぶれたらお前も文無しだ。裏切る本当の理由は何だと聞くジョンハクに
「笑わないんだ、俺を見ても」酒をあおるけど辛そうなスヒョク。
昨日のギジュの部屋で押さえつけられた後だから、スヒョクを怖がるテヨン、仕方ないけれど。スヒョクって話し合って解決する前に、頭の中で自分勝手につくりあげちゃうんだよね。その通りに行かないと自分の殻の中にどんどんはいっていってしまう・・・弱いな・・・
ギヘのブティック。テヨンからの手紙と映画のチケットをバッグにしまうギヘ。一緒に行く方の都合が悪くなったら私を誘ってくださいって。そこへふらふらと入ってきたスヒョク。
疲れた息子を気遣うギヘ。
「母さん・・・母さん・・・」繰り返し母を呼ぶスヒョク。
そんな憔悴しきった息子に、「苦しいと思うけど忘れなさい」とギヘ。
目を開けて母を見るスヒョクに、「知ってるわ」
「母さんが何を?」
「これ以上思い続けてどうなるの?忘れて。母さん・・・知ってるのよ」
自分の息子だから分かるというギヘに、
「俺が息子だから?いや、分かっていたら叔父さんじゃなく、俺の味方になるはずだ」
「スヒョク!」
「俺が嫌いだろ、俺が悪い事したらもっと嫌いになるだろ」
想像もつかないほど悪いことだと言うスヒョク。
「でも、母さんも悪い。ひどいよな。あんまりだ」母を責めるスヒョク。
何の話かは「自分の胸に聞いてみて」そう言い捨てて立ち去るスヒョク。息子の態度に動揺するギヘ。
会社では、株価の下落に悩むギジュが。スヒョクはJモーターズの新車発表会招待状をみつめてる。ギジュが一息入れに屋上に行くと、テヨンじゃなく、ユナがいた。ユナを見てだまって立ち去るギジュ。
彼を呼び止めて、
「テヨンじゃないからってあんまりよ。私が見えないようね」
「ひどいとはおもわない」(うんざりしてるものね)
「資金に困ってるなら父に頼んだら。婚約者のためだもの」というユナ。
ユナに近づき、彼女の指の婚約指輪にふれるギジュ。心が動いたわねってほくそえむユナ。
が、ギジュは一瞬のうちに指輪を抜き取り、投げ捨てた!
「(自分の手の指輪をみせて)婚約指輪はこれだ!ひとつしかない!いい加減しつこいぞ!」
顔色を変えて怒るギジュに、泣きそうなユナ(いい気味。だけど後が怖そう)
ギジュもジョンハクからの招待状に、この時点での発表は異例の事だといぶかしく思い、発表会に駆けつける。発表された車のデザインは・・・スヒョクのもの・・・顔色が変わるギジュ。
指輪を捨てられたショックで泣きながら復讐を誓うユナ。
テヨンに、ギジュとスヒョクが異父兄弟であることを話してしまった。そして「本人はこの事を知らないわ。婚約解消しなければばらしてやる!」打ちのめされるテヨン!
ユナ汚い女だな!アレだけ嫌われてても結婚しようなんて、どういう根性してるのか?普通じゃ考えられない執着心?テヨンへのライバル心?
スヒョクの悲しいシーンと、ギジュ・テヨンのラブラブシーンが交互にでてきて、よけいにスヒョクが(身勝手な愛だけど)哀れです・・・