パリの恋人 第13話 |
その場に、ギジュとスヒョクが・・・
13話はテヨンとギジュの仲がどんどん深まって行くのに反して、スヒョクの葛藤がすさまじく、痛々しい・・・スヒョクへの思い入れが強い私にとっては、まだまだ泣ける展開が続きます。
テヨンはギジュの言葉に従って、会長室を辞そうとする。そのテヨンに向かって、会長が札束(小切手かも)を投げつける。(なんてひどいことするんだ!)ギジュとスヒョクが見ている前で、いたたまれず、ぼうぜんと涙を流しながら去るテヨン。
「おやじと話がある。テヨンを頼む」スヒョクに頼むギジュに、スヒョクは、「しっかりしろよ」と言い、テヨンを追って行く。
平気を装いながら、内心ひどく傷ついているテヨンを見守るしかないスヒョク。
テヨンはスヒョクがひげをそり落とし、ハンサムな青年になったことに驚く。
「ビートルズコンセプトなの?」って確かにそうかも。爽やか過ぎるスヒョク、目が泣いてるけど。泣きたい時には逆に楽しそうにするテヨンを痛々しく思うスヒョク。
「別人みたい」っていうテヨンに、「じゃあ成功だな。別人になりたかった。お前のために」とスヒョク。
テヨンをバス停まで送って行くスヒョクなんだけど、言葉では、
「友だちだろ?友達がいやなら、お前の好きな人の甥っ子でいいさ」って言うんだよね。
一生懸命忘れようとしてるスヒョクが可哀想で。
「叔父さんとは苦労するって言ったろ?」
「味方はひとりでいいの。それがあの人なら大丈夫」っていうテヨン。スヒョクにはあなたも味方でいてねとは言えないけど、この言葉にも傷ついただろうなスヒョク。
スヒョクにもらった携帯を返したテヨン。
「あげたものは全部返されるんだな。携帯も、俺の心も。
俺には返すものが無い。お前の心ももらってないしな」と携帯を受け取るスヒョク。
バスに乗るテヨンを明るく見送ったけど、バスが走り去ると振り向いて見送りながら携帯を握る手が震える・・・テヨンもスヒョクの背中が泣いてるのが分かったかな・・・
会長はギジュに怒って、とんでもなく重そうな金属の(ロウソク立て?)投げつけて危なくギジュの頭を直撃しかけた!こんなことまでするからにはよほどの秘密があるんだろうと、ギジュは、ムン議員(ユナ父)と会長とで会食する事にする。結婚を強いられるには何の秘密があるのか?
スヒョクが会社に帰ってきて、ロビーでギジュと会う。
「送っていったか?」
「心配なら自分で送れよ。あれでも彼氏か?」
「じゃあ、どうすれば」
「俺に聞くなよ。アドバイスまでさせるのか?聞くほうが残酷だよ」とスヒョク。
スヒョクの心の傷はいつになったら癒えるのか?
ギジュ、ムン議員と会長には、隠している秘密を話せばユナと結婚すると言う。さもなければ、好きな女と結婚する準備をするからと宣言。ギジュが去った後、会長は脅しをかけるムン議員に付け上がるなと釘をさす。
ギジュがテヨンの携帯に電話したら、スヒョクが出て「携帯はさっき返された。新しいのを買ってやれよ」と冷ややかに言う。
ギジュ、秘書くんに「人生で一番大事な仕事がある」といい会議も中止してテヨンを探す。
CSVをでたテヨンをバス停に追いかけ、
「カン・テヨン。話があるから車に乗れ!」
「今は話したくない、気が抜けちゃって。またにしてね」とテヨンはバスの中に。
テヨンがバスに乗っていると、併走する車からギジュが怒鳴る!
「カン・テヨン!降りろ!」ってずーと怒鳴ってて、バスの乗客が迷惑そうにしてるなぁ。
(実際に大通りを走行しながら撮影してるみたいで、役者も必死だよ!)
どうしてもバスを降りないテヨンに、車を乗り捨て、バス代はテヨンに払わせて一緒に乗って行くギジュが・・・
「話があるなら今言って」というテヨン。
「ここではちょっと・・・」っていうギジュがどぎまぎしてて(笑)
おばあさんには席を無理やり譲らされ、スーツ姿で満員のバスにもみくちゃにされ、テヨンは寝たふりするし、散々な目にあうギジュだけど。
やっとバスを降りたふたり。
「話があるんでしょ、言ってよ」と怒ってるテヨン。
バス停で道端だし、
「(周りを見て)ここではちょっと話しづらいな」とためらうけど、今話せというテヨンに、
「僕と暮らそう。はっきりさせよう。バスの中で考えたんだ。
1番イエスならすぐに結婚する。2番ノーの場合、イエスと言わせてすぐに結婚する。
3番考える時間が欲しいなら一日だけ考えて結婚する。
どうだ簡単だろ?イエスかノーか?いや、一番か2番か?」
当然のプロポーズに驚きつつ、周りを見ればヒソヒソとこっちをみてる人たちが!
「ええと・・・4番」
「4番は無い」
「あるわ。イエスだけど、結婚するんじゃなくて」
「え?」
「結婚より婚約が先よ。ちゃんと手順を踏んでやりたいのよ」
「じゃあ、イエスなんだな?」
「ええ、いろいろあったし、婚約でも結婚でも、何でもするわ」
「今、婚約って言ったな?」
「ええ、確かに言ったわ。たいしたことじゃないわ。
男と女が出会えば、恋もするし、婚約して、結婚して、子ども・・子どもはともかく
相手があなただといって、特別な事ではないわ」
そして「ただ愛すればいいのよ」と興奮してべらべらしゃべるテヨン。
「約束だぞ」「ええ」
いつのまにかバス停の周りは野次馬だらけで恥ずかしいぞ。
「でも、私があなたに合わせるのは無理よ。あなたが合わせてね」とテヨンが言うと、
「そうだ合わせてやりなよ。そのうち女が合わせるようになるんだから」と野次馬。
「婚約はOKだな?」「ええ」「よし、何を合わせればいいんだ?」
ギジュのお財布から1万ウォンとって、「今日はこれでデートするのよ」っていきなり何?
しょっぱなから野次馬のなかの叔母さんが下においてた卵がどっさり入ったビニール袋を、うっかり踏んづけちゃったギジュ。2千ウォン払わなきゃならなくて、残りでけちけちデートスタート。
日本円にして千円(卵代払ったから800円だけど)だと、かなり無理がありそうな?
何度も婚約OKだなって聞くギジュが、喜びあふれてて!!!
勝手気ままに振舞うテヨンと、いちいち細かいギジュが笑えるデートシーン。けちりながらも楽しくデート。
・・・スヒョクのほうは・・・返された携帯に電話してみる。表示は可愛いテヨン・・・
両手に携帯持ってるスヒョクが可哀想・・・幸せな二人との落差が泣けるわ。
ギジュの秘書くんはスヒョクに、チェ理事と付き合わないほうがいいと忠告。
失恋の痛みを忘れようと車のデザイン画に熱中するスヒョク。鏡割りで怪我した右手で描くから・・・失恋の痛みが手の痛みだ・・・MP3を聴いてなんとか耐えようとしてるスヒョクだけど。
デートの終わりの車の中。帰ろうとするテヨンに、
「あと5分だけいろよ。この曲が終わるまで」ずっと一緒にいたいんだもんね。
「約束覚えてるか?」
「結婚の約束を忘れる女がいますか?」
「(指でテヨンの頭をさして)ここに」ってギジュ。あきれながら幸せなテヨン。
家では会長がギジュにおかんむり。姉ギヘに彼女を紹介したいとギジュが言う。
明日会うことを勝手に決めるギジュたち。(一応テヨンに聞いたほうがね、支度もあるのに)
何か絵を描いているスヒョクに、ギジュが話かける。
でも「今、忙しいんだ。この手で(怪我した手を見せて)描くほどにね」
ギジュが諦めて去ると、スヒョクが描いてるのは(マンガみたいな)テヨンの顔の絵。
(よりによってなんでマンガっぽい絵?脱力したよ)
会社では役員達にスヒョクを紹介するが、強気なスヒョクの態度が理事達には不快。
「皮肉を言うのがお前の武器ならクビだ。俺の甥はそんな男じゃなかった」とギジュ。
「叔父さんがテヨンを選んだ時に、俺は別人になった。俺の本当の武器は何か、期待しててよ」
スヒョク何をする気だろう?チェ理事に乗せられて悪事に手を貸すつもり?
ギジュとスヒョクの対立をこっそりみてるユナ。
CSVのスンギョンのところへユナが来た。でもスンギョンはテヨンを追い出そうというユナのたくらみを見抜き、ユナを追い返す。テヨンにも「彼と結婚したら、私は敵になるか味方か分からないわよ」なんてテヨンの気を引き締める?スンギョン。ユナが来た時に「ああ、私の元夫と婚約しかけた女ね」って軽く扱うスンギョンがかっこいいんだけど。
映画館ではキングアーサー上映の頃なのね。
テヨンを待ち伏せて嫌味を言うユナに言い返すテヨンが、恋をしてますっていう感じでいい!
「正気かって?ハン・ギジュほどのステキな人が私に恋してるの。金持ちでルックスもなかなか、けんかも強い、歌も上手よ。初耳でしょ?正気に戻れると思う?」
ついでにユナ母の平手打ちを二度とは許さないというテヨンに、ユナは意味ありげに言う。
「二人は分かれる運命よ。私がいなくても」
「忠告ありがとう。でも決めるのは私よ」そのあと自転車で南山公園に出かけたテヨン、噴水に向かって「どうか私たちの恋を実らせて!ファイト!」小銭を投げ入れる。
必死で頑張る気持ちが伝わるね。
悩めるギジュに秘書くんが「スヒョクと何か?」「するどいな。あいつのめんどうみてやってくれ」心配なんだよね、自分が育てたも同然の甥だもん。そのスヒョクはチェ理事からそそのかされてるけど。
会長は娘ギヘのブティックに。
「息子がいないことを後悔した事はない。子どもが苦しむのを見たくない。
だからギジュはユナと結婚させるんだ」っていきなり店の真ん中で大胆なこと言う会長。
「ごめんなさいお父さん。でもそれだけはやめて(泣)。もう限界よ。打ち明けましょう。
私のせいでお父さんを苦しめたくない」
「ギジュのためだ。あいつの言う事は聞かなかったことにしよう」
「でも、一途に思っている女性よ」
「スヒョクは?変なところまで似おって。同じ女に惚れている」
驚くギヘ。
「ユナとの結婚がいちばんだ。今までギジュを実の息子として育てた。
隠し通すしかない。秘密は墓までもっていけ・・・息子を弟と偽り・・」
「誰かに聞かれたら怖いわ!」
店の真ん中で、重大な秘密を明かす会長。ほらやっぱり「怖いって何が?」とスヒョク。
ギヘがめずらしくスヒョクに電話して、呼んだんだもんね。
会長が去って、ギヘの様子が変なのに気付くスヒョク「母さん、泣いてるの?何か言われたの?」
就職祝にギジュのときと同じようにスーツを買ってあげるというギヘに、
「いらないよ。叔父さんの真似はやめたんだ」
今までと様子が違うスヒョクに
「彼女とは?一度会いたいわ」とギヘ。
「(元気なく)彼女はもういない。終わったよ。他の男に取られた。
おじさんの彼女とは?会ってみなよ。繊細で優しくて笑顔が可愛い人だよ」
すべてを察して愕然となるギヘ。
スヒョクがもう終わったって言って、がんばってテヨンを諦めようとしてるのに、周りがほっといてくれないので、これからドロドロの展開に・・・可哀想なスヒョク・・・
チケットカウンターで、プロポーズの事あれこれ話ながら働いてるテヨンの前にギジュが。
「これから姉さんに会いに行こう」って突然何!
整理券何十枚も持って、忙しいからって断るテヨンに無理を言うギジュが笑えるけど、強引過ぎ。
それにしても職場の女性陣の協力で、待ってたギジュの前にエスカレーターで下りてきたテヨンといったら!
ギジュじゃなくてもにんまりして見とれちゃう変身ぶり!
(待ってるギジュの背後には、オオカミの誘惑のチラシがラックに入ってて、パク・シニャンの後ろからカン・ドンウォンがこっち見つめてるので!!!)
お姉さんへのお土産は化粧品。うろうろして役に立たないギジュが(笑)
ギヘとお食事会。ギジュの前ではやさしいお姉さんなのに、ギジュが電話で席を立ったとたん「婚約しないで。あなたが諦めて。気に入らないの、貧乏育ちも口紅の色も、その服も、何もかも気に入らないわ。ギジュとは不似合いよ」
突然冷たくなるギヘに、ショックを受けるテヨン。服も化粧も職場のみんなのおかげなのに。
さらに、ギジュが帰ってきたとたん平然を装うギヘ。
「彼女、不安なんだ。父さんにひどいこと言われて」とテヨンの手を握るギジュ。
そのテヨンをにらみ付けるギヘの目がこわ~い。
ギジュとギヘの前でどうしたらいいか固まるテヨン・・・
ギジュがギヘを信じきってるだけに、テヨン何も言えないし。ギジュに打ち明ける事もできないだろうし。この先、辛い展開が待ってるだけに、恋人同士で過ごす時間の楽しさ、優しさにすくわれる思いのドラマ終盤に突入・・・