私の名前はキム・サムスン 第9話 あなたは私があげた心をオモチャのように」 |
死んだ父親との対話が続くサムスン。
「わたしの心が石になっちゃえばいいのに」
お父さんはおだやかに「うちの末っ子の心臓が元気で嬉しい」って。
父親に励まされてるうちに、姉が席に戻ってきた。
帰り道トンネルでおしっこしてるサムスン、携帯にかかってきた電話はジノン母から。
「迎えにいくから明日家の前で待ってなさい」と強引な命令で。何の用かはわからない。
ジノンはヒジンに耳掃除してもらってる。
ホクロができてるというヒジン。昔からだというジノン。ヒジンの思い違いか・・・
「病弱な嫁は嫌だって」とジノン母に言われた事話すヒジン。
「急に消えたから怒ってるだけさ」っていうジノン。
ヒジンに、アメリカへ行くよう言ったのは母のほうだから。何もいえなくなっちゃうヒジン。
サムスンがジノン母に連れてこられたのは、ジノンの兄夫婦のための法事。オ支配人のすがたもそこに。実はオ支配人の息子が、あの事故のときバイクに乗っていた子だった。
ジノン母は、ホテルを継がせなければ死なずに済んだと後悔。オ支配人は自分がバイクを買ってあげれば気をつけてって言えたのにと後悔。
ジノンはサムスンが法事に来たのでびっくり。
無言で・・・・・なんでだよ?
さあね。いくわよ!
顔だけで会話する2人が(笑)
オ支配人がサムスンに、レストランで働くようになったいきさつを話す。息子を失って、事故後ジノンを責めたけど、車をあおった息子も悪かったのだし、ジノンも兄達を失って自分も重傷を負って辛かったのだと思い、彼を許したと。1年してジノンがレストランを開くことになり支配人になるように何度も頼まれたのだと。教師しかできない自分に、ジノンは支配人の仕事も人を教えるのも同じだと言ったのだと。
過去のいきさつを知り、ミジュと遊んでるジノンをみて、ジノンの別の一面を知ったサムスン。
ジノンが母に、サムスンと分かれたことを告白。ヒジンのことが理由なら許さないと母。
「今度からは報告して。母の言うことは無視していい。僕のいうとおりにして」と命令するジノンに、サムスンはきっぱり!「ヒジンさんとお母様がもめてるようだけど、巻き込まれたくないわ。それにあなたの言うこともお母様の言う事も聞く気は無いわ。それと、これ」とバッグからなにか書類を出してジノンに渡す。
ジノンに渡したのは退職届。先に歩いて帰ろうとしていた彼女を置き去りに、ジノンはそのまま車で行ってしまう。
「マジで置き去りかよ。これでもくらえ!」って怒ってこぶし振り上げるサムスン。
(パリの恋人のギジュがテヨンを追い越して走り去ってくシーンのパロディかな?)
疲れ果てたサムスンがようやくバスを降りたら、バス停にジノンが。
にやにやしながら、「車に乗れば足が痛くならなかったのに」だって。
「女性としてじゃなくパティシエとしてのあなたに」とバラの花束を差し出す。
(車に乗せなかったのは、花を買いに行ってたから?)
「あなたは腕がいい。失いたくない。受け取って。腕が痛い」
こんなの苦手なんだけどって言うジノンに、
「ひざまずいてよ。女性に花を渡すのに立ったままなんて」と強気に出るサムスン。
「女性としてのあなたに贈るんじゃない」と答えるジノンに、
「じゃ、別のパティシエを探せば」と突き放して坂を上っていく彼女。
やれやれと後を追うジノン。
このとき初めてジノン、「サムスナー」って呼ぶんだよね。
「ひざまずく気になった?心が動いたら(辞めないと)考えるわ」
そんなのずるいといいつつ、無理をしてひざまずいて花を差し出すジノン。
「早く!膝が痛い」その言葉に花を受け取ったサムスン。退職願いを破くジノン。
でも、「辞めるわ。心が動かなかったから」とつめたいサムスン。
「あんまりだ。あんた、それでもプロか?人生はチョコレートの箱なんて素人がよくいうよ」
「こら!タメ口聞くなって言ったでしょ」とジノンの頭をポカって殴って、
「2週間あげるから、後任を探して。その間にイネを教育するから」無責任といわれちゃ!
サムスンに殴られた頭をさすりながら、思い通りになったとニヤニヤするジノン。
殴るとことはサムスンもジノン母も似てる。そういう女に弱いらしいジノン。
ジノン母に会いに来たヒジン。でもきびしい口調で追い返されてしまう。
健康な自分を見て欲しいって思って努力してるってとこだろうけど、社長秘書にお昼おごってくださいってちゃっかりしてないか?社長秘書は事情があって恋人と別れたらしく、見るからに独身なのに、無神経にも結婚したかを聞くヒジンにあきれるな。食事して、食欲旺盛だったって社長に伝えて欲しいっていう頼みも、かわいいより自己中なだけにしかみえない。
レストランで、見習いイネにお菓子作りを教えるサムスン。そこにやってきたのはチェリ。
ジノンにふられたことを聞いてやってきたんだ。
「誰か紹介しましょうか?ヒョヌさんに付きまとわれたら困るわ。パリでも迷惑してたって言ってたわ。いい男二人と付き合ったって、あんたはたまに食べたい珍味よ。ヒョヌさんを追いかけないと約束して」
「帰れ!」とチェリに小麦粉ぶっかけるサムスン。頭から真っ白になって逃げてくチェリがいい気味だ!
怒りながらトイレに入るサムスン。隣の個室にはジノンが。
サムスン、おなら一発(顔しかめるジノン)
「便秘なんてサムシクのところに飛んでけー。ついでに痔になれー」と願うサムスン。
ちょうどその時ジノンの携帯が鳴り出す。隣の個室に誰かいるって知ったサムスンとばれちゃったジノンが(笑)
ジノン「痔はごめんだ」って皮肉るけど、トイレットペーパーが切れててピンチ!
紙が無い時の血液型別解決法をうんちく垂れるサムスン、いじわるして紙あげないでトイレからでてっちゃう。自分のほうも紙がなかったって言って、靴下で拭いたとか言って!
従業員達はランチの最中。社長の姿が見えないって噂してる。それにサムスンがふられて、社長は前の恋人とより戻したとかひそひそ。イ料理長がしつこくサムスンに真相をきくのが(笑)
ジノンが来て、「便秘には植物質!」って青菜をサムスンの皿に、その青菜を「痔にも植物質!」ってお返しするサムスン、「いい医者を紹介するわ」従業員達の目線が・・・
今晩踊りに行こうと言い出すサムスン。クラブでも若い子ばっかりもてて年増の悲哀を噛み締める。
ヘンリーはヒジンの携帯に電話するけど、そのヒジンはジノンといるから電話に出ない。
さびしく韓国語の勉強するヘンリー。どんどん韓国語覚えてるのは、ひとりの時間が長いから?
サムスンは家のブランコに乗って、ジノンがどうやってトイレから出たか考えてる。「えらそうだからB型よねきっと。自分とそっくりな女と付き合いな。苦労するから」とつぶやく。
ジノンのことが頭から離れないのね。
ヒジンがどんなに愛してるかをジノンに言うんだけど、
「天より高く、大地より広く、月と地球の間に橋がかかるまで」
「ネットで仕入れたの?」って、ちょっとしらけた?ジノン。自分もサムスンに100日記念で同じことしたって思い出して、フフフ笑い。
ブランコに乗ってたそがれてたサムスン、お母さんがたちまち失恋した事見抜いて大騒動に。
ジノンと付き合って別れた事、それが契約恋愛だった事まで話しちゃうから、もう大変!
「文句言いに行ったら、恥かくだけよ」と姉。2人の娘を殴る母。
「5000万ウォンのために何をしたって?家を売る」と母。それに「店は辞めなさい」
ジノンのレストランに、サムスン母が殴りこみ。ジノンを殴りたいけど、背の高いジノンに拳骨が届かない(笑)。オ支配人とはつかみ合いのけんかになるし、駆けつけた娘2人にとっては大恥のお母さん。
家の権利書をジノンに渡し、
「(娘の離婚慰謝料代わりの)マンションが売れたら5000万は返す、それまで預かって」
「必要ない」と答えるジノン。
「娘を傷つけてお金で帳消しに?娘は今日限りで辞めますから」
その言葉に驚くジノン。
母と姉が行ってしまってから、退職願を渡すサムスン。
「家族に話すなんて」とジノン。
「5000万で身売りしたなんて言うと思う?」
「(辞めるまでの)約束は2週間だ。仕事を軽く見ないで欲しい」
きっぱり「今日で辞めます」と宣言し、でもロッカー室で制服のバッチみて涙ぐむサムスン。
イネにお菓子のレシピノートを貸してあげる。
そして、見送る従業員達に、「挨拶はしないわ」とスタスタと店を後にして、姉と母が乗って待ってたタクシーで、振り返らず去って行くサムスン。その姿を窓越しに見つめるジノン・・・
サムスンのお母さんは、礼儀知らずに見えるけど、娘がジノンといたら傷つくだけだって分かってるから、引き離すためにあそこまでしたんだよね。ジノンもそろそろ子どもっぽい自分に気付いて!