ことば・天気・ニュース検定 5/21 |
ことば検定
あやめの花が見頃です。あやめ(菖蒲)、しょうぶ(菖蒲)、はなしょうぶ(花菖蒲)、かきつばた(杜若)
「いずれ菖蒲か杜若」の意味は?
●どちらも似ていて よく分からない
●どちらも優れていて 優劣つけ難い
●そのうち 美女に成長するだろう
答え:どちらも優れていて 優劣つけ難い
室町時代の太平記の故事に由来。源頼政という武将が、菖蒲(あやめ)の前という会ったこともない美しい女性を、帝から賜ることとなった。しかし、帝に何人もの美女の中から菖蒲の前を選ぶように命令され、困り果てた。このことから、「いずれ菖蒲か杜若」とは美女を比べるときに使う言葉となり、現在ではどちらも優れていて優劣つけ難いという意味で使う。単に似ているという意味で使うのは間違い。
花菖蒲、杜若、あやめは花がよく似ていてアヤメ科。しょうぶはガマの穂のような、きりたんぽのようなものが花でサトイモ科。端午の節句にはしょうぶを使う。「菖蒲」は元々あやめと読んでいたが、中国から端午の節句の風習が伝わってきた時、しょうぶにも「菖蒲」の字が当てられた。おかげでややこしいことに(・・;)