言葉と天気検定 5月1日〜5日 金曜旬語録 |
1日
ことば検定
「トラベル」の由来は?
夢 or 苦労 or 良心
天気検定
国内で観測された5月の過去最高気温は?
33.2℃ or 35.2℃ or 37.2℃
今朝は東京都墨田区の東京スカイツリータウンから。空いっぱいの こいのぼりが気持ちいい広場で、世界のグルメ名酒博今月7日まで開催中。こいのぼりは634匹います。
答え
ことば/苦労
トラベル travel :旅行する。語源はラテン語のトリパリウム tripalium で、英語のトラベイル travail に変化し、さらにトラベルに変化した。トリパリウムは3を意味するトレースtres に、杭を意味するパールスpalus からできている。トリパリウム(三本の杭)とは拷問道具のことで磔(はりつけ)にもちいた。拷問は大きな苦難を伴う。交通手段が発達する前の旅も苦労が多かったり命の危険もあったので、トリパリウムからうまれた苦労という意味のトラベイルから、旅を意味するトラベルという言葉ができた。
トリパリウムからできたフランス語は仕事を意味するトラバーユ。「とらばーゆ」は転職雑誌だが、フランス語のトラバーユ travail には転職の意味はない。
良心が咎める(とがめる)
天気/37.2℃
1993年5月13日埼玉県秩父で観測。同じ日、群馬県前橋でも36.5℃を観測した。
私の検定結果/ことばは正解、天気はハズレ。
2日
ことば検定
「抹茶」に由来する言葉は?
お茶を濁す or 無茶苦茶 or 毎食プロテイン
今日は立春から数えて88日目の八十八夜。夜といっても今晩が八十八夜なのではなく、今日丸ごと八十八夜である。昔は日暮れが1日の始まりで、日没から日没までが一日と考えていたため。八十八夜に摘んだ茶を飲んだら無病息災といわれる。
天気検定
小岩井農場の「岩」の字の由来は?
岩が多い土地 or 創設者の頭文字 or 岩手県
今朝は岩手県雫石町の小岩井農場から。ロケ日和で気持ちよさそうな牧場の風景。東京ドーム640個分もある広い農場。岩手山をバックに咲く一本桜の写真は有名。一本桜はまだ蕾。桜並木のソメイヨシノの満開は明後日ごろ。乳牛がのんびり草を食む朝。農場育ち牛乳アイスクリーム1個440円。通販あり。
昔行った時、見学コースの最後が搾りたて牛乳試飲で美味しかった!試飲、今もあるかな?
答え
ことば/お茶を濁す
中国から伝わった茶は、茶の湯、茶道として公家や武家の間で広まった。茶道の作法を知らないと教養がないと馬鹿にされたこともある。そのため知ったかぶりをして適当なやり方で茶を点てること、つまりそれらしくお茶をかき混ぜ濁らせることから「お茶を濁す」という言葉ができた。お茶を濁す=表面だけを取り繕い、いい加減なことを言うこと、その場しのぎをすること。
毎食プロテインで(まっちゃでなく)マッチョな体。
天気/創設者の頭文字
「岩」は三菱の第2代社長 岩崎彌之助から。
「小」は日本鉄道会社副社長 小野義眞、「井」は鉄道庁長官 井上勝からとった。
私の検定結果/言葉はハズレ、天気は正解。
3日
言葉検定
傑作選 昨年の5月3日放送分から。
今日はリカちゃんの誕生日。
「かわいい」の語源は?
気の毒 or 顔がいい or バント職人
天気検定
次のうち、憲法記念日の晴天率が最も高いのは?
那覇 or 大阪 or 東京
今朝は埼玉県越生町の五大尊花木公園から。県内有数のつつじの名所。いまが見頃です。ハイキングをしながら花を楽しみたい。 今月7日まで「つつじまつり」開催中。
答え
ことば/気の毒
顔映ゆし(かほはゆし)→かははゆし→かはゆし→かわいい
気の毒で見ていられない→気の毒だから助けてあげたい→愛らしい
意味が変わった理由はわからない。
バント職人といえば巨人の川相。
天気/東京
那覇は43.8%
大阪・46.7%
東京は50. 0%
2010年までのデータから。
私の検定結果 /参加せず。
4日
ことば検定
傑作選 去年5月9日の放送から。
今日は語呂合わせで呼吸の日。
「姑息」の本来の意味は?
卑怯な or せこい or 一時しのぎ
天気検定
牡丹の「丹」は何を表す?
原産地 or 色 or 大きさ
今朝は東京都台東区・上野東照宮ぼたん苑から。10日まで開園。色鮮やかな牡丹は冬のより花が大きい。牡丹と間違えやすいシャクヤクも見頃。日が差すと花を開く。牡丹と芍薬の見分け方は、牡丹は樹木なので茎が茶色、芍薬は草花なので茎が緑色。森林インストラクターの依田さん情報でした。
答え
ことば/一時しのぎ
姑く(しばらく)は「仮に、いっときの」という意味。息む(やすむ)は「やめる、休息する」
姑息は「卑怯」という意味はないが、誤用が一般的になってしまっている。
天気/色
中国原産の牡丹。古代品種は赤色の花が多かったと思われ、赤色を表す「丹」の字が当てられた。諸説あり。
私の検定結果/両方ハズレ
5日
ことば検定
傑作選 昨年5月5日の放送から。
息子のことを「せがれ」と言うが、その語源は?
世知辛い or 痩せている or 分かれている
天気
こいのぼりが綺麗に泳ぐ風速は?
2m or 5m or 10m
今朝は茨城県常陸太田市から。山間の竜神大吊橋の左右に大きな鯉のぼりがずらりと並んで風に泳いでいる、壮大な景色。その数なんと千匹!このこいのぼりまつりは日曜まで。
答え
ことば/痩せている
『漁夫之辞』紀元3世紀ごろ。顔色憔悴し 形容枯槁せり(顔はやつれ果て、姿は痩せ衰えている)を元に、室町時代に自分の息子のことを「やせがれ」といい、後に「せがれ」となった。
痩せるが語源の言葉に「優しい」もある。
分かれているのはセパレート。
天気/5m
日本鯉のぼり協会によると、4〜5mの大きさのこいのぼりが泳ぎ始めるのが風速3m、綺麗に泳ぐのは5mとのこと。
私の検定結果/両方正解。
金曜旬語録 端午(たんご)
問題
古代中国では、滝を登っていたのは鯉ではなく、鮪と書くある魚だった。「鮪」とは何か?
青:チョウザメ
赤:サケ
緑:イルカ
答え
チョウザメ
背中がギザギザで大きく竜に見立てられた。
鯉が縁起のいい魚とされたため、チョウザメから鯉に次第に変わっていった。チョウザメが産卵のため川を遡行してくることを知らなかった古代中国の人々は、無かったものか突然春に現れるので「急に有る」で「鮪」の字を当てた。
「端午の節句」
端の午(はしのうま)、5月最初の午の日のこと。元は女の子の節句だった。田の神様(しゃもじを持ってる)につかえる乙女を早乙女という。田植えの儀式の前に身を清めたのが端午の節句。その時期は邪気が入りやすいとされ、薬草であるヨモギや菖蒲を玉にして飾ったものを薬玉(くすだま)という。
菖蒲といっても花の菖蒲ではなくガマのほう。ショウブに菖蒲の字を当てた。
アヤメやショウブの見分け方は〜花の付け根の違いがポイント。
花しょうぶは黄色。
アヤメは付け根が網目。
カキツバタは白い筋。
端午の節句が男の子のお祭りになったのは、菖蒲(ショウブ)が尚武・勝負に通じるとして武家では端午の節句に武者人形や家紋の入った幟を立てた。町人はこいのぼりを飾るようになった。
こいのぼりは、竜門の滝を登った鯉が竜になるといわれたことに由来(登竜門)。