指輪展 |
東京•上野 国立西洋美術館で開催中。行こう行こうと思っていたら、もうあと1週間でおしまいだと、あわてて行ってきました。
黄金の指輪に始まり、色とりどりの宝石、ダイヤモンドがキラキラ。綺麗なもの大好き女性たちがうっとりしていました。
午前中は、雨。だから空いてると期待して入館したら、確かに混雑はしていないけど、指輪を見ながらあーだこーだと言ってるみたいなマダムたちのお陰で、行列が長くなってるとこもあり。
そういう時は、誰もいないショーケースの前に移動。ブルガリだの、ティファニーだの、カルティエなども独り占めです。
よく見ると、みなさん夢中で覗き込むせいか、ケースのガラスに手垢か何かついてるのが嫌な感じ。
宝石店だと、頻繁にガラスにクリーナー吹きかけて拭いてますからね。それにケースに触らないよう怒られますし。
美術館は、もう少し来館者へ注意してもいいんじゃないかな。それに渋滞してる展示のところは、速やかに移動をお願いする声かけも欲しかったです。
展示のほうですが、美術館に寄贈された橋本コレクションを中心に、古代から現代までの指輪のデザインの変遷と、1900年代からのファッションの移り変わりが分かりやすく展示されてました。
さらに、美術館の所蔵品から指輪にまつわる作品を一緒に展示しているのも興味深く、2時間以上かけてじっくり見学してしまいました。
橋本さんがどういう方なのかというと、奥様が作家の中島敦に縁がある方だそうです。亡くなった奥様の思い出と、指輪が展示されたケースには、しみじみしてしまいました。
細かな細工がされた指輪ですから、いくつか拡大鏡で見るようになっていたり、細かいのがどんな模様なのかを紙粘土?に押印したのも置いてあって、模様が分かりやすくもされていたけれど、なにしろ指輪だから小さい!刻印なんてケース越しに肉眼でみるのは無理!
やはり、図録を買いました。写真はなかなか良くできてたものですから。
お土産コーナーでは、マグネットと飴を購入。人気なのはクリアファイル、売り切れなのはメンディングテープ(指輪柄)。ユニークなのは3D絵葉書でしょうか。
お昼過ぎに美術館を出たら、雨はもう止むところでした。