三連休の真ん中 |
今日の息子は午前中はぐうたらしてて、午後は塾に行って高校の課題をやってきて、夜の9時半に帰宅。ほんと家にいないし、家で食べない。自分の中学では、自分が進学する高校なんて偏差値が低いほうだとか言ってる。一応県内有名県立高校に合格したのにね。塾の折り込みチラシに同級生が誇らしげに出てるからかな。
息子はこんな風にしていて、親は夫婦で昨夜WOWOWで放送したセディック•パレの前編をみた。全部で6時間くらいの映画で、うちには英語字幕のDVDがあるけど、WOWOWのは完全版なんだって。DVDでカットされたシーンがあるっていうので、保存版決定。
この映画は、戦時中の台湾であった霧社事件を題材にしたもので、日本の台湾原住民支配に対する抵抗をリアルにえがいている。だから、日本人の私たちがみると胸が痛むシーンが多いけれど、原住民を蛮人と呼んで見下した事実を知ると、相手の文化への理解が不足していることからおきた悲劇は知らなければならないと思う。
狩猟民族だった原住民がいかに自然と共に生き勇敢だったか、彼らが文明的でないからとバカにした人間がどれだけ醜かったか。
日本による台湾支配はうまくいったとされていても、台湾の人をこんなふうに見下した態度をとって恨まれていたことがあったんだし、八田さんのように農民のために生きて感謝された人もいた。今年の夏はKANNOという甲子園野球の映画が上映されるから、台湾への関心がどんどん高くなるといい。
セディック•パレがR15なのは、原住民が首狩り族だったので、反乱のシーンで首がどんどん落とされるから。戦いのシーンは恐ろしいけれど迫力がすごいです。