南極物語(2006年アメリカ映画) |
/ ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
ISBN : B000FQ5FOU
ディズニー映画になったタロウ・ジロウの物語、と思ってはいけません。子どもと一緒に見たので、吹き替えだし、そんなにじっくりとは見てないけど、あれれ~違う話じゃん!
人間のドラマのほうは高倉健さんじゃないから、深刻にならず、犬を置いてきた苦悩と生死を案じる気持ちを描くより、冒険ものみたいなエピソードを強調していたせいか、再会のシーンも盛り上がらないまま終わっちゃった。この映画公開の頃、日本版をテレビで久々に放送してて、残された犬の悲惨な生存のドラマに心打たれたけど、アメリカ版はねぇ、あんなに生き残っちゃって!一生懸命息子に向かって、タロウ・ジロウのお話をしたのが無駄になったよ。動物が死んじゃう話だとすぐ泣く私、アメリカ版南極物語でも犬が死んだり、最後残されそうになった犬マヤのところに仲間の犬が戻って・・・っていうとこは涙ぐみました。でもラストシーンは日本版の犬2頭が久々に会った人間を最初警戒するところのほうが本当らしくて号泣だわ。
マヤといえば、椋鳩十「マヤの一生」、題名を見るだけで泣いてしまいます。この映画とは関係ないですけどね。マヤつながり犬つながりということで。