朝ドラ とと姉ちゃん 美子、逆らう |
おせちの予約も伸びず売り上げ減を嘆きながら晩ご飯を食べ始めようとした矢先に、美子探しを手伝う羽目になった森田屋一家が気の毒でなりません。きっとご飯もお味噌汁もおかずも冷めて、味気ない晩ご飯になってしまったことでしょう。
常子から頭ごなしに「お駄賃って、無駄使いするだけでしょう」と怒られ、美子がやさぐれるのは分かりやすかったです。「家訓なんてやめたら」「とと との約束なんて知らない。ととの記憶もないのに」などの美子の台詞は、その通り!と共感できました。
なのに常子は陰険な顔してるし、ここは母親が親らしく「お国も大変なのだから、お出かけはもうやめましょう」とでも言えばいいのに。
常子は寒さこらえて待ってる間「お〜〜お」と。これは変でした。
そして、やっぱり櫛とペンは買ってあげるつもりだったのですが「美子の櫛が、ボロボロで、くし、どおりが、悪そうなので」と途切れ途切れに言うのはなぜだろう?
それに母親のほうは、子供たちの持ち物や実家の年中行事的な着物の仕立てなどに、気がまわらないということは、子供たちも実家のことも関心ないようです。仕事もたいして忙しくないようなのに変ですね。
お正月も実家ではなく、勤め先でおせちをお裾分けしてもらうとは、どうしたことでしょう?注文受けたおせちの配達は大晦日に済ませたはずで、実家の青柳の分を持って里帰りするのなら自然に見えるのですが。まだ両家は仲悪いのだろうか?青柳の年末は年越しをどうしてるのか、一言でも納得できる台詞があれば、里帰りしないことが視聴者も納得できるのです。
またまたお汁粉デートのシーンがありました。戦時中だからか、新年早々だからか他に客がいない店内。そういえばお店の人もいませんね。かなりのお得意様なはずなのに。『おひさま』でも飴屋のシーンがあって、女学生たちとの遣り取りが面白かったのだから、『とと姉』でも何か、じろじろ見られるとか冷やかされるとかないのでしょうか?
今日は青木さやか殴り込み事件があり驚きでした。「そういえば怪しかった」そうですが、給湯室で怪しげだったシーンはいつあったのでしょう?とってつけたような台詞でした。
早乙女さんの「タイピストの代わりはいくらでもいる」台詞は、この時代でも今でも早く正確に打てるタイピストはいくらでもはいないのでは?
そういえば、気になっている櫛とペンはどうなりましたか?そのうち手渡しされるシーンがあるのですか?せめて新しいのを使っているとかの?早くしないと物資が無くなるか、鞠子なんてペンより先に嫁に行ってしまうかも。
ケーブルテレビで放送中の『ゲゲゲの女房』のほうは、何も気にならず楽しく観ていられるのです。『あさが来た』も台詞が放りっぱなしにされることはなかったと思います。
例えば、常子と星野がもっと心を通わせるシーンがあれば、プロポーズされるのは唐突ではないけれど、これまでそれらしいシーンは手首のハンカチと、乳繰り合う事件の後の星野さんステキ♡くらいなので、視聴者は置いてけ堀となっております。