ナルニア国物語第2章「カスピアン王子の角笛」 |
WOWOWでみました。劇場で見てたら、川のおじいさんのシーンや大自然がもっと楽しめただろうな。カスピアンの逃亡のシーンでも、水の美しさが今まで見たことないくらい。ロケ地はチェコやポーランド、ニュージーランドとなってましたね。場所が分かったら一度行ってみたいです。
テルマールの軍勢といくさシーンにはわくわくしました。ベベンシー兄弟は前作よりかっこよくなってました。カスピアン王子(ベン・バーンズ)は周囲にもファンの人が多いイケメンさんです。上映時間が150分と長い。それでも、カスピアン王子が先生からナルニアの歴史やおじの陰謀について教わる部分が削られてたし、ベベンシー兄弟がナルニアに戻ってきて、自分たちの持ち物と再会するところもあっさり。ルーシーのよみがえり薬なんて何だったか忘れてる人が多いかも。
勇ましいネズミのリーピチーフが楽しみだったので、映画化されて期待通りでよかった!
「ライオンと魔女」よりは面白かったけど、子どもと一緒に見るには長い!
原作で覚えてるところは、ルーシーがアスランをみたのに兄弟が信じないところでした。いま読み返してみると、角笛でナルニアに呼ばれた兄弟は食べ物のことなどでけんかしたりで映画より子どもっぽいです。エドモンドの懐中電灯も、たいまつを作ろうとして失敗したのでもらったばかりの懐中電灯をつかうことになったのが映画と違いました。廃墟がケア・パラベルだと気づくのも映画より時間がかかってました。
川のおじいさんは原作では戦ってませんでした!橋をかけられて困ってるのをバッカスたちと一緒にいたベベンシー兄弟が助けてあげて、町中がバッカスの生やす葡萄のつるでいっぱいになり、テルマール人が恐れるというものでした。いくさを決したのは森の木の活躍なのは映画も一緒です。
ナルニア軍の最初のいくさが失敗したのは巨人のせいで、それで角笛を吹いて助けを呼ぶことにしたというのが原作で、カスピアンが城に侵入しておじを殺そうとするところは原作にはなかったです。
原作では信頼と偉大な力による救済が主なテーマになっているので、映画化でスペクタクルな戦闘シーンをメインにするのはしかたないでしょうが、アスランが帰ってきてナルニアを復活させるシーンがあっさりなくなってたのは残念でした。